もぐもぐ羊 "すべての、白いものたちの" 2025年9月3日

すべての、白いものたちの
すべての、白いものたちの
ハン・ガン,
斎藤真理子
「私」の章では本人の視点で、「彼女」の章では生まれて二時間で亡くなった姉の視点という体でストーリーが進む。 姉の視点は主人公を第三者として捉えて語っていて、その手法はおもしろいなと思った。 とても静かな物語で、頁には余白が多く、表現が抽象的なので読み手にも余白が与えられている、そんな小説だった。
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