
Rika
@ri_books_
2025年9月3日

戻れないけど、生きるのだ
清田隆之,
清田隆之(桃山商事)
読み終わった
いい本だった。
マジョリティ男性の側から見たフェミニズムについて書かれた本を読むのは初めてだったけれど、ああやっぱり男性も男性でつらいのだと、「男らしさ」の呪縛とともにこれまで生きるしかなかった人々の苦悩を思わずにはいられなかった。
男性も女性も、マジョリティもマイノリティも、お互いのつらさを率直に打ち明けてじっくりと対話を重ね、手をとりあえる関係になれたらいい。そう思った。
フェミニズムって面倒くさそう、苦手、自分には関係ない…と思っている人にこそ、本書は読んでもらいたい。
男性・女性に限らず、そういうのは苦手だからという理由で距離をとれる立場にいることこそが、家父長制が染みついたこの社会で無意識に特権を行使できている側に立っている証拠なのではないかと思う。





