
hina
@hina13f
2025年9月4日

人はなぜ戦うのか
松木武彦
読み終わった
考古学からみると、四〜五世紀に成立した倭軍は、防衛に対する関心が低く攻撃偏重、かつ状況に応じて武装や戦術を改良していく柔軟性が欠如していたという。
人命を軽視し「物よりも人を投入する」国防思想と、保守的な精神性。まさに、近代における日本軍の特徴そのものではないか。
終章では、どうすれば戦争をなくせるかにまで踏みこんだ。
人間の本能によって戦争が起こるものではないし、支配階級だけが戦争の主体なのではない。戦争は、それを歓迎する人びとの、いわば下からのコンセンサスに支えられている。
平和に対する強い願いから記されたこの本、めちゃくちゃ面白いです!









