
semi
@hirakegoma
2025年9月4日

果しなき流れの果に新装版
小松左京
読み終わった
第一部で積読になってしまっていたが、今回読み直してみて、中盤からもう読む手が止まらなかった。全てを理解できなくても読ませる文章の勢いがすごく、途中まで謎も多いがとにかく読んでしまう。
時間=一方向に流れる=争うことのできない管理された概念として象徴させることで、それに反抗する、タブーを犯すエネルギーを描いている、そんな気がした。ディテールよりは、まさに全体を通しての「流れ」に圧倒される小説だった。