@nk "エンド・オブ・ライフ" 2025年1月9日

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2025年1月9日
エンド・オブ・ライフ
いくつもの在宅(終末期)医療の現場が記され、それらを編んでゆように1人の看護師の人生が語られる。 舞台となる京都の渡辺西賀茂診療所の理念にあるのは、一般的に言われる医療の役割を越えたものであるらしい。 病だけでなく患者の人生にも寄り添った判断がくだされるたび、 読んでいて心穏やかなものではまったくなかった。 看取りの場面も多く、ただただ辛い。 けれど、“生きる” ということを考えさせる豊かさに溢れていた。 この文庫版は2024年春に刊行、そして著者の計報が同年秋。 佐々さんの言ったように、自分なりに誠実に生き、“死” というものを後回しに考えずにいたい。
エンド・オブ・ライフ
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