
いっちー
@icchii317
2025年9月5日

なぜ人は自分を責めてしまうのか
信田さよ子
読んでる
もう少し
誤植
『後悔しない子育て』と似た内容と思うけど、すごい面白い。
・「私は反抗期という言葉をあんまり使わない。だってこれは、親が「反抗」してると勝手に決めつけているからです。子供は自己主張してるだけかもしれないでしょう。」p145
→ほんとその通りだと思った。
・「そんなことするとまわりの迷惑でしょ」も、まわりの人のせいにしてるってことなのか!「静かにしなさい」の単なる理由説明だと思ってたけど、言われてみれば迷惑かどうかは本来は人それぞれなのかな?例えば電車で騒ぐとかは、マナーが決まってるから迷惑行為として認定されるけれど、それ以外で勝手に親が「迷惑になる」って判定してることはあるかもな。
「私たちは人に迷惑をかけずに生きることはできないと思ってるから」そういうことか。確かに。
・子どもが親に「どうして僕を怒らせるの?」なんて言わない、ということを考えれば、この言葉がいかに巧妙なのかよくわかる。「共依存は親から子へ起こる」p156
・p157に誤植発見(第四版)
なんか、まともな人、まともな学問があってよかった〜と思える。でも、こういう本でどんどん目から鱗が落ちるってことは、私自身も無自覚のうちに世間や常識にとらわれてたってことなんだな…。だから学ばねばならないってことか。でも学んでない領域が山ほどある…。
あと、『母親になって後悔してる』の方について男友達に話したら、個人の自由をこれだけ考えられるのも、日本がまだ人口が多くて平和だからだよねって話になってそれもそうだなと。フェミニズムが浸透して女性が自由を手に入れられることはとても大事だと思う一方で、極論だけど子供を産まない選択をする女性が9割とかになったら国が黙ってないだろうなとか。まあ、それでもやっぱり女性の抑圧などが前提になっている社会は私はおかしいと思うけど。その友達の言ってることも分かったという感じ。見てる視点が違って面白かった。
・子どもと親は対等ではない、それは事実としてある。(人権という意味では平等)そのため命令も時には必要。
・子どもの前では幸せでいる義務がある
→これに関してはうちの親は楽しそうに生きてたから、ほんとに良かった。
信田さん曰く「演技をしてでもいいから幸せそうにしろ」つまり見抜かれてたとしても、「フリをしてくれることで子どもは救われる」。
・子どもが許せない気持ちについて。絶対、あるよねぇ、、これについては「やってる自分が偉いと思っていただきたい」p174。



