jyue "木" 2025年9月4日
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2025年9月4日
木
幸田文
読み終わった
読書日記
9月某日 郵便局へ向かう途中の信号待ちで、どこかから飛ばされてきたビニール袋が高く舞い上がる。ずいぶん高いところまで上がったなあと見上げていると、ゆらゆら、ゆっくり落ちてきて、雨上がりの強い太陽に照らされてきらきらと光る。昔からこういう瞬間が好きで好きでたまらない。学生の頃はこういう気持ちになりたくて、ゲオで100円のDVDをたくさん借りて観た。 幸田文の『木』を読み終える。本当に良かった、良かったことをうまく文章に出来ない点も含めて素晴らしかった。まだ誰とも分かち合えない素晴らしさをひとりだけで抱きしめて眠りたい。
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