
いつか、読書仲間が欲しい人
@ituka
2025年9月6日

「居場所」のない男、「時間」がない女
水無田気流
読み終わった
生きづらい世の中だ。本書が出版されたのは2015年。それから10年たちますます“づらさ”に拍車がかかっているように思える。それぞれにそれぞれがつらく他者のつらさを想像するだけの余裕がない。少なくとも自分はそうで、気を抜くとすぐに思いやりが欠ける。ベビーカーで電車に乗るキツさを想像できるようになったのは子どもがうまれて、ようやくで、それまでは気に掛けたこともなかった。そんなことがほうぼうであり、想像することすらできてないことが無数にあるのだと思うと無力感を感じてしまう。もう少し余裕があれば、とおもうのだけど、どうなのだろう。生きづらさについてはもっと考えていきたい。


