一日数ページずつ読み進めている。

共感と驚きを行ったり来たりしながら読み進めている。他人のことって本当にわからないよな。と思いながらわたしがいま一番思い浮かべるのはやっぱり子どものことで、わからないなりにわからないままどうにかこうにか。

個人書店の大変さが書かれていて、あまり本屋本では読んだことない面がのぞけて良かった。

今日はもう一杯やってしまったので、これをパラパラと。

また数年後に読み返そう。

やっぱりこの本好きだな

p.7 普通であることの素晴らしさ、感動は決して芸術の中だけにあるのではないということを学ぶことができたからだ。 つまり著者にとって芸術が芸術活動こそが普通だということなのだろうか。この文だけでもう面白い。

『小島信夫の話をしたいのだけれど』を読んで、小島信夫のことが書いてある磯崎憲一郎のところだけつまみ読み。『馬』読んでみたい。

何か感想を、と思うのだけど何かを、簡単に書けてしまわないというか、無理に落とし込まないほうがいいと、もう少しこれを味わえばよくて、学生時代によく見ていた小劇場の舞台を思い出すというか、すごいものを見たと、確信はあれどなにも言葉は出てこず、それでもあの作品群はずっと私の中にいて、だから久しぶりにそのことを思い出せた。

たまにこういう本に元気をもらって、よしまた本を買いに行こうと、仕方なく働きに出ることができる(常に労働への疑問はあるが…)いつか行ってみたい本屋がまた一つ増えた。

p.34 大事に扱われた本が幸福であるように、己が本であることを忘れるほどくたびれた本もまた、幸福であるような気がする。 好きな本はあれど、くたびれるほど読み込んだ本はまだなく、そんな本との付き合いかたに憧れがある。まあいずれ出会えるでしょう。