読書記録 "文藝 2025年 8月号" 2025年9月6日

読書記録
読書記録
@records
2025年9月6日
文藝 2025年 8月号
児玉雨子「目立った傷や汚れなし」のみ読了。 傾きかけた生活のため、捨てるはずだった中古品をフリマアプリに出品する主人公が、せどりサークルの人々と出会って、サークル内で決裂が起きるまでの話。 何がごみで何に価値があるのかを決めるのは、需要があるかどうかで、人から求められればそれはごみじゃなくなって、誰からも求められなければごみ、みたいな市場原理の中で生きていると、物の価値がなんなのかよくわからなくなる時がある。 価値がある、ってどういう意味だっけ?と思ったり、自分にとって重要なんだから誰がなんと言おうと価値があるのだと言いたくなったり……。 比喩表現が面白くて、パンチラインがいくつも文章の中に埋まっていた。
読書のSNS&記録アプリ
hero-image
詳しく見る
©fuzkue 2025, All rights reserved