
とろもろ
@toromoro
2025年9月6日

ソロモンの犬
道尾秀介
読み終わった
@ 図書館
ああ、こんなにも前を向いてみようと思える作品を書く人だったのかというビックリを読後に味わうことが出来た。
処女作を読んだときの印象だけ残っていて、とにかく気持ち悪い小説だというイメージが強く(ごめんなさい!)、今作はそれを覚悟のうえ読んできた。
仲のいい大学生4人が、1人の少年の死をキッカケに歯車が変わっていく。
中盤は来たかこの感じ…と思っていたが、それを良い意味で裏切ってくれた。全てが救われることなんてあり得ないという現実と、ここからはご都合主義でいこうという塩梅がとてもよく、予想していなかった前向きさで終われて良かった!
