
JUMPEI AMANO
@Amanong2
2025年9月6日

20代からの文章読解
山野弘樹
まだ読んでる
就寝前読書
お風呂読書
@ 自宅
実践編へ。第4〜7章「テクストに対していかに問うのか①〜④」を読む。それぞれ「具体/根拠/要約/本質についての問い」がテーマとなっている。
新たな事例としては、野家啓一先生の『歴史を哲学にする』も登場。読解力の本なのだけど、歴史哲学という歴史を哲学的に思考することや、歴史の物語り論への入門的な内容にもなっていて、作りとして面白い。
④ではリクール研究者である著者らしく(実際に『記憶・歴史・忘却』も参照されている)、アレントが再登場。「約束」概念と「許し」概念の議論を出発点に、その本質を探究していく構成になっている(なお、アレントの「約束」概念については、中村達さんの『君たちの記念碑はどこにある?』とあわせて読むと別の議論の道がひらけて面白いと思う)。
コラムも3つ読む(「『読みづらさ』についての考察」、「レトリカルな文章に要注意」、「入門書の使い方について」)。