
シロップ
@sirop
2025年9月7日

ヤンキーと地元
打越正行
買った
読み終わった
あちこちで目にしていたのでとうとう買って読んだ。中学校のとき同級生が単車に乗ってやんちゃしてたのを思い出す。わたしはたまに話す彼ら彼女らの話を遠い世界の話として聞いてたし、彼ら彼女らもまたそうだったのかもしれない。当たり前が違う世界なんだけど、わたしの当たり前が「正しい」わけでも「唯一」でもない。世界はさまざまな層でできてる。それらが重なって社会は作られている。
きつい場面もあったし、やるせなくなるような場面もあるけど、それが現実なので……と思えば読み進められる不思議。完全な物語なら途中で挫折してたかも。
文庫化ありがとう、ちくま学芸文庫。