ヤンキーと地元

86件の記録
- にわか読書家@niwakadokushoka2025年5月17日読み終わった@ 電車M&AのPMIや新規事業立ち上げにおける私のスタイルと、社会学の参与観察は似たところがあるのではないかと感じる。 調査上の金銭授受についての考え、留意点としてホモソーシャルなどにも触れられていたり、気になるポイントがカバーされていてありがたい。
- らこりさ@rakorisa2025年5月10日読み終わった文庫化されたときに話題になっていて読もう!と思いながら、しばらく経ってしまった。まさか著者がお亡くなりになったとは、本当にショック。まだまだお若く、将来有望な研究者の方だっただろうに…。私は社会学のアプローチについてはよくわからないのだが、ヤンキーのパシリになるという研究の仕方もあるのか、と非常に新鮮だった。そして、このアプローチだからこそ掬うことのできた沖縄の現実。特に、先輩後輩の苛烈な関係に驚いた。本当に、上間陽子氏の『裸足で逃げる』と対をなすような作品であった。
- 綿@shelf_soya2025年5月6日読み終わった本土に生きる人間がこの本を読んで何を語れるのかと思うのだけど、読めてよかった。筆者が「ホモソーシャルなつながりを用いて沖縄の男性たちについて調べて書くことは、男性たちの価値規範に私も巻き込まれなければなしえなかった」「パシリとしての参与観察、なかでも観察者が調査対象者の生きる世界に巻き込まれることについては、男性たちの世界を理解するという意義がある反面で、男性の見方に拘束されるという限界があり、今述べたように留意しながらすすめる必要があるのだ。」と書いていることへの信頼。 男性/女性、だけではなく本土/沖縄、調査する・書く側/調査される・書かれる側という軸もあって、調査倫理を果たす上での著者の姿勢は個人的にはとても好ましいものだが、そのせいで家族の人はかなり大変な目にあったのではないか、と謝辞から想像するに全肯定はできない立ち位置でもあり…
- focaldistance@focaldistance2025年4月15日読み終わった@ ジュンク堂書店 那覇店沖縄に旅行したので、何かそうした本をと思い那覇のジュンク堂で購入。眠る前と帰りの飛行機であっという間に読み終わった。面白かった。
- しましま@simasima_30k2025年4月12日読み終わった沖縄の閉塞的な人間関係の構造。沖縄に限らずどこにでもある気がする。10年追い続けた著者さんの精神はすごいと思うけど、途中から私は何を読んでいるんだろう…という気分になり途中で挫折…
- 井波奏希(いなみかなき)@inamikanaki2025年3月11日読み終わった2025.3.11読了。参与観察という言葉を初めて知ったけど、こんなスリリングなものなの?とドキドキしながら読み、終章で筆者の「パシリ」という形を借りた参与観察のルールに舌を巻いた。 社会学の入門みたいな形で読んだけど、こんなに沖縄で働く若者たちの匂いが立ち上がってくるのもすごい。それだけ筆者を取材対象の若者たちは信用していたのだと思う。社会学者の岸さんの解説も、この本の意義をまとめてくれていて、良かった。
- たまお@tamao2025年3月6日読み終わった閉ざされた沖縄の地元コミュニティで、理不尽にも思えるルールや習慣に添いながら、ときに抗いながら生きる若者たち。丹念に拾いあげられた言葉のひとつひとつから、それぞれの選択と生活がナマの手触りをもって伝わってきた。 暴走族、セクキャバ、建設会社…例えば先輩・後輩の上下関係や暴力には、今の一般的な社会規範ではあり得ないことだろう。しかし筆者はけして批判的な目線を持ち込まず、どのような背景や力学で暴力がふるわれ、ふるわれた側はそれをどう受け止めているのかを記述している。 これは筆者である打越さんが、"パシリ"という立場をとって、暴走族の若者たちのあとを原付で追いかけながら、長年実践したフィールドワークで得られたものである。 登場する人物はけして美化されてはいない。また置かれている過酷な環境でもあるが、それぞれの人生がこの先が気になるほど、葛藤やそのなかで行われる選択は、実感を持って描かれていた。
- SasakiTakahiro@SasakiTakahiro2025年3月5日読み終わった@ 自宅打越正行さん『ヤンキーと地元』読了。遅ればせながら。 沖縄に生きる若者たちの仕事と週末と夜の世界。参与観察。他者の人生を書くということ。 あとがきの最後の段落、書籍化を勧めたのがチャーリー(鈴木謙介さん)だったというエピソードが妙に滲みた。 大分駅前の新刊書店・Bareishotenさんにて購入
- えのもと@_n_em_2025年2月9日買った読み終わった@ BOOKSHOP TRAVELLER(ブックショップトラベラー)単行本も持っているけれど、補論と岸政彦さんの解説が読みたかった。 誰かを知りたいなら、理解したいなら、遠くから眺めてるんじゃなくて、飛び込むんだということを教わった。打越さん、向こうではどんなフィールドワークをしていますか?