
彼らは読みつづけた
@findareading
2025年9月7日

第七問
リチャード・フラナガン,
渡辺佐智江
読み終わった
*読書で見つけた「読書(する人)」*
《Mの第一作には、わたしが今も変わらず好きな詩が数篇ある。だがその本のページ番号の振り方は謎で、一六三ページで始まり、一九二ページで終わっている。もっと長い失われた作品の結びであるかのようだ。あるいはそのこと自体が詩なのかもしれない。断片のなかに、わたしたちは自分を見つける。
その本のタイトルは『記憶のたくらみ』という。》
— リチャード・フラナガン著/渡辺佐智江訳『第七問』(2025年9月、白水社)