本屋lighthouse "名前が語るお菓子の歴史 [新..." 2025年9月8日

名前が語るお菓子の歴史 [新装版]
名前が語るお菓子の歴史 [新装版]
ニナ・バルビエ,
エマニュエル・ペレ,
北代美和子
わたしたちはお菓子の単なる味ではなく、その名前を通して浮かびあがるイメージと象徴性とを大切にした。(p.9) お菓子はまたひとつのメタファー、お菓子と結びつけられた言葉、神話、歴史、伝説をめぐる夢の世界だ。文学に関連する話題やエピソード、象徴性がイメージを喚起する力となり、その結果、お菓子はますます味わいを増す。名前とその響きが想像力を刺激し、象徴性と現実が結びあわされて意味をあたえる。(p.11) 昨日に引き続き序盤からプルーストの香りを漂わせており、この数ページ後には「プルーストのマドレーヌ」と題された小コラムまで登場した。そこで書かれているのは著者の思い出のお菓子と出身地、つまり家族と幼少期の思い出=歴史であり、これこそまさに「プルーストのマドレーヌ」の本質、エッセンスであった。この著者2名、確実にプルーストを読んでいる。わかってるやつの書きぶりだ。
本屋lighthouse
本屋lighthouse
@books-lighthouse
菓子職人は自作のお菓子に名前をつける。それは詩的な響きをもつものになり、つまり菓子職人は詩人でもある。 U-zhaan, 環ROY, 鎮座DOPENESS 「ギンビス」では、ギンビスのイントネーションの由来が歌われる。ギンビスじゃなくて、ギンビス。文字で書くと伝わらないイントネーションを、音楽は伝えることができる。しかしかれらは文字でもそれを達成する。「銀座ビスケット」でギンビスなのだ。
本屋lighthouse
本屋lighthouse
@books-lighthouse
そしてアーティスト名をコピペするために検索して出てきた記事の書き手が、お店のお客さんだったことにあとから気がつく。 https://note.com/twilight_39514/n/n0942294d692a
読書のSNS&記録アプリ
hero-image
詳しく見る
©fuzkue 2025, All rights reserved