名前が語るお菓子の歴史 [新装版]

名前が語るお菓子の歴史 [新装版]
名前が語るお菓子の歴史 [新装版]
ニナ・バルビエ
エマニュエル・ペレ
北代美和子
白水社
2024年4月2日
7件の記録
  • お菓子の名前、つまりカタカナがたくさん出てきており、フランスのお菓子は貴族の名前とかを使ってることも多いため、なんだかプルーストに出てきた気がする名前がちらほらあったのだけど、当然のごとく覚えていないので「気がする」にとどまってしまう。 プロやアマチュアの菓子職人、家庭の主婦が、取り返しがつかなくはならないまでも、もともとのレシピをちょっと逸脱してしまうのはよくあることだ。世代から世代へと学ばれ、伝えられてきた作業は、逸脱し、新たに展開してもよい。(p.196)
  • Blue moon
    Blue moon
    @mimosamimi
    2025年9月14日
  • 「お菓子の動物園」という章に突入し、完全にあたまのなかがたべっ子どうぶつになってしまった。目の前にはたべっ子どうぶつラムネ(いちご味)がある。ラムネの形はたのしい30種類入り、そしてうれしいね!カルシウム入りらしい。種類にはたのしい、カルシウムにはうれしいという感情が付与されている。これはどういうことなのか。
  • わたしたちはお菓子の単なる味ではなく、その名前を通して浮かびあがるイメージと象徴性とを大切にした。(p.9) お菓子はまたひとつのメタファー、お菓子と結びつけられた言葉、神話、歴史、伝説をめぐる夢の世界だ。文学に関連する話題やエピソード、象徴性がイメージを喚起する力となり、その結果、お菓子はますます味わいを増す。名前とその響きが想像力を刺激し、象徴性と現実が結びあわされて意味をあたえる。(p.11) 昨日に引き続き序盤からプルーストの香りを漂わせており、この数ページ後には「プルーストのマドレーヌ」と題された小コラムまで登場した。そこで書かれているのは著者の思い出のお菓子と出身地、つまり家族と幼少期の思い出=歴史であり、これこそまさに「プルーストのマドレーヌ」の本質、エッセンスであった。この著者2名、確実にプルーストを読んでいる。わかってるやつの書きぶりだ。
  • 冒頭、凡例のところで例示されているお菓子の名前(トゥルマン・ダムール)が「愛の苦しみ」と訳されていて、いきなりプルーストだった。 『名前が語るお菓子の歴史』を代わりに読んでください https://sapphicalien.hatenablog.com/entry/2025/08/29/121457
  • りな
    りな
    @ainnaquartz
    2025年3月28日
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