Mi. "出会い系サイトで70人と実際..." 2025年9月9日

Mi.
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@coffee_no0511
2025年9月9日
出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと
「出会い系サイト」っていう私からするとパワーワードで、利用したことも無い世界なので、それが本と組み合わさるとどんな化学反応が起きるのか、興味本位というか好奇心で読んでみることに。 私は「出会い系サイト」と聞くと、「マッチングアプリ」だと思っていて、いわゆる恋愛目的なのかと思っていました。 けれど、ここでは「X」という仮名のサイト(旧Twitterのことでは無く)を指していますが、もちろん恋愛を目的としている人もいるとは思いますが、それだけに限定しておらず、ビジネスや趣味など、広義的な出会いを求めるためのサイトのようです。 この本の中では、 「あなたにぴったりの一冊をおすすめさせていただきます」 という紹介文のもと、男女関係無く、 花田さんが出会った様々な人々や実在する本が登場します。 もちろん男女関係を目当てに会いに来る人もいる中で、純粋に本が好き、本をおすすめしてほしいという人、一度きりでは無くて信頼できる友人のような関係になれた人、様々な出会いが描かれます。 そして、この出会いを通じて、著者の花田さん自身も進むべき道を模索して、見出していくような実話をもとにしたフィクションとなっています。 その中で私が印象に残った言葉。 「ここにいる人は、『どこかへ行く途中』の人だ。」 私自身、今現在20代後半で、今後の仕事やキャリア、恋愛や家庭を持つかどうかなど、岐路に立たされている最中であり、「どこかへ行く途中の人」だと思う。 だから、ここで登場する本は、自分の境遇に当てはまるような本を紹介されていたらとても気になったし、私自身におすすめしてくれているのかなと感情移入してしまった。 この世の中には本当にいろんな人がいる。 真の悪などいないという人もいるが、やはり悲しいかな、悪い人は存在する。 そのため、「出会い」と聞くとハードルは高く感じてしまう。 けれど、本当に出会いたい人と出会うためには、 自分から行動して、心を開いていくこと、小さな勇気を持つことも必要だなと思える、そんな作品でした。
出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと
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