
ごとう
@goto
2025年9月10日

ユダヤ人の歴史
鶴見太郎
読み終わった
宗教シオニズムとは、ユダヤ教によってシオニズムを正当化する思想。
二〇世紀の初頭にその方向性を掲げる運動は生まれ、パレスチナに入植することが、メシアの到来を早めるとの教義を掲げるようになった。
ユダヤ教からは、ユダヤ人がパレスチナを排他的に所有しなければならないとの教義は生まれないはずだが、現在の宗教シオニストは、イスラエルの政権にも参画しながら、パレスチナ人の追放を公言してはばからない。
現在のイスラエルでは、アラブ人・アラブ諸国からの攻撃や非難を、おしなべてホロコーストのアナロジー(類似)で理解する傾向がある。ポグロムのアナロジーで現実を捉えてしまうのと同様の事態だ。
この結果、シオニストの加害行為への応報さえも不当な被害として理解する思考が常態化してしまっている。


