青山
@aoyama912
2025年9月10日

読み終わった
2025年9月読了本
正直エピローグまでは可もなく不可もなく…みたいな印象だった。
これって結局、それぞれ登場人物が少しずつ繫がってる、いわゆる群像小説だよね。
群像小説にしてはまとまりがなく、ただ少しずつ繫がってるだけの小説だよね、と。
ところが文庫版書き下ろしの「私小説、あるいは歴史小説として」が個人的には面白かった。
読んでいてひっかかった部分に理由があったことも分かり、こういうオチか!とすっきりした。
QRコードも読み込んで、「ノウイットオール」を楽しみ尽くせたと思う。
「私小説、あるいは歴史小説として」を読む読まないは自由。きちんと注意書きもある。
でももしも単行本版だけを読んでぱっとしないと思ったのなら、ぜひとも文庫版を手に取ってみてほしい。
そしたら印象が裏返るかも。


