
いっちー
@icchii317
2025年9月11日

ソーンダーズ先生の小説教室 ロシア文学に学ぶ書くこと、読むこと、生きること
ジョージ・ソーンダーズ,
柳田麻里,
秋草俊一郎
また読みたい
返す前にようやく読み始める
また借りてきた
「のど自慢」が長くて、飛ばし読みしたら解説のところでまさに「最初の十六頁を飛ばしたらどうなるか」という話があった。
自分の最近の読書スタイルは飛ばし読みが多いし、そもそも小説を読まない。
でもこの部分を読んでると、全体を通して楽しむのが小説で、そのために必要な部分なのだということが書かれている。そもそも読書に対する意味づけも異なると思った。私は表面上の意味、自分の中にある価値基準だけで読もうとしている。その結果、ヤシューカが勝ったことの意味はよく分からなかった。逆に、全て読んだ上だと深い感動や、何重にも託された意味が理解できる。
それに人類学的だとも感じた。一人一人を詳細に説明することで、出来事の意味が変わる。人類学好きだと言いながら、自分は十六頁を飛ばしてしまっていた…。
やっぱだから、速読は部分の意味を求めるときには適しているけど、小説には全く向いてないよね。

