よっちゃん "殺人事件に巻き込まれて走って..." 2025年9月11日

殺人事件に巻き込まれて走っている場合ではないメロス
なんでこれに興味を持ったのかは謎。 『走れメロス』の話なんて忘れてしまってるので、どこまで本家と同じ内容でどこが違うのかわからず読んだのは余計な考えを持たず全て受け入れ体制で良かったかも。とにかく面白い、この時代にそぐわない、絶対太宰が使わないワードが次から次へと出てきて、その違和感がクセになり次はどんなやつ?!と期待してしまう。登場人物の名前もふざけていて最高。 声に出して笑うわ声に出してツッコむわ、いつもとは違う読書時間。 読了後、ザッと『走れメロス』を読んでみたけど、おおよそ忠実、違うのは走ってる最中に殺人事件に巻き込まれメロスが事件を推理する、というところ。ま、そこはわかっていたけど。。。 特に第四章のメロスが入水する話のパロディが面白くて、太宰治についてもっと知りたくなりまた別の本を借りてしまった。だから本を読む事は楽しい。 図書館本のため少し急ぎ足で読んだので、再読したい。この作家さんの他のもの読んでみたくなった。中学生の息子にもすすめたい。
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