noko "障害をしゃべろう! 下" 2025年9月12日

noko
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@nokonoko
2025年9月12日
障害をしゃべろう! 下
一つにするような考え方は止めたほうがいい。… 一つになろう、絆ってキャンペーンがあるけど、本音と建前を許さない感じがあって苦手だな。人間ってそんな立派じゃないから、無理なことやると必ずひずみが出ちゃう。具体的にやりだしたら必ずもめちゃう。だから一つになろうと思わないほうがよっぽど楽にいっしょにやっていけるな、と思ってるんですよ。 なんでも、簡単にひとくくりにしない、それが基本。社会的な活動にしても、「理想」を描いてスローガンを掲げててそれを目指すと、手段を選ばなくなって嫌なんです、そういう安易なの。…自分の身の回りと向き合って、何がいい方法かを考えながらやっていったら結果的にこうなった、っていうのを見たほうがいいんじゃないかな。そこで大切にしなくちゃいけないのはフェアさだと思うんです。いままで「自由」を叫んでいたけれど、これからのキーワードは、「フェア」ですよ。(大友良英) 読んだ感想は哲学的で難しいと思うんですけど、ものすごく救われた感じがするんですよ。たとえば、『かむろば村へ』の終わりのフレーズがありますね。「必ずなんとかなる。思った通りではないけれども」。僕らは思った通りにならなないことが失敗やと思っているんですよね。不幸やと。でも、思った通りにならないのは当たり前で、むしろいままでの人生振り返って、いいことは思った通りにならなかったことが与えてくれたことが多いんです。「思った通り」に呪縛されているんですよ。まるでお金のように。(いがらしみきおへの里見喜久夫) いくら正しいことでも、上からガミガミと説教されると、若い者などは反発したくなりますよね。海部町では、「何々するべからず」と禁止する代わりに、そんなことをする奴は「野暮」だと、「野暮」と言われることは人として恥ずべきことだという考えを、浸透させているようなのです。 ーどこが野暮なんですか、と突っかかったら、「それが野暮なんや」とかわされて、いっぺん考えてみますわ、と素直にもう引き下がるしかなくなります。 説教してるんではないよ、押しつけでもないよ、ただ、そんなことしないほうが、お前もわしもええやろ、みたいな関係が前提にあって、結局は相手の選択にゆだねる感じがいいんでしょうね。(岡檀)
はな
はな
@hana-hitsuji05
めちゃ気になりますこの本。 上下巻なのですか…
noko
noko
@nokonoko
上下ありますけど、対談形式なので、どこから読んでもいいし、全部読まなくて大丈夫です!ぜひ! すんごいおすすめ。私はとりあえずいがらしみきおを読みます。
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