
菜穂
@mblaq_0825
2025年9月10日

桜の森の満開の下・白痴 他十二篇
坂口安吾
読んでる
本のある暮らし
積読家
読書会すみれ
輪読会にて
P23~P47「姦淫に寄す」「不可解な失恋に就いて」
何を考えているのかよく分からない飄々とした男が、成熟した魅力的な女と出逢ったらどうなるなのか……
心通い合っているように見えてその実お互いのことがよく見えていない2人。自己満足の世界。
もどかしい……
このもどかしい感じ、私も若い頃に体験したことあるようなないような。
なんだか若かりし頃の初々しい感じ。
もどかしい恋は後に美しい思い出となるのです。私だけかもしれんけどなんてことを思った作品でした。「姦淫に寄す」
色んな恋愛があるものです。
ある画家のおじ様の恋物語。
自身の恋心をより情熱的にするために行ったことは凡人には到底理解できぬのだけれど。
あれ?こういう人私の周りにもいるような……
これは、年齢が大きく関係するところだとも思うのです。もしおじ様がおじ様ではなく若者だったらこんなめんどくさいことはしないはず。
おじ様めんどくさい。でも、そこがまた可愛らしくもあり切ないとです。「不可解な失恋に就いて」



