
𝘪𝘯𝘰𝘳𝘪
@fysminr
2025年9月15日

イルカと否定神学
斎藤環
読み終わった
@ 自宅
“不確実性に耐える”ことについて、ふんだんに書き記されていてよかった~
『つまるところオープンダイアローグは、患者の「尊厳」「自由」「権利」を徹底して尊重するという点において能動的である、と私は考えています。』
『人の正気、あるいは同一性とは、ダイナミックに変化を遂げつつ、高次の安定に向かいつづけるプロセスそのものではないか。』
『身体化された記憶を表現することはそれ自体が治療的なので、傾聴と対話が人を癒すのはこのためである』
『この認識を可能にするには、たんなる想像力では十分とはいえません。何度も繰り返しますが、言語を用いた対話という、両義性と両価性をはらんだ営みこそが、汲み尽くすことのできない他者との対峙へと私たちを動機づけるのです。他者を「対話可能な他者」とみなすことは、同胞性に依拠しつつも異質性へと開かれた認識をもたらしてくれるでしょう。』
