haruko
@harukoala
2025年9月13日

読み終わった
どの時代も力の強い言葉が人を惹きつける。それは橋下徹だと「対案を出せ」「民意」「大阪都構想」「公務員は上司の命令に従え」、神谷宗幣は「日本人ファースト」「外国人犯罪」「スパイ防止法」「日本らしさ」など。そしてそれを真似するかのように多くの人たちがその権力者と同じような言葉で人を排除していく。もうこんな言葉を聞くのはうんざりで会話にもならないししたくない。と思うと同時にいや待てよ、相手側も同じようなことを思っているのでは。私たちはよく「ヒトラー」「人権を守れ」「戦前への回帰」などという言葉を使って会話?をしがちだが、向こうからしてみればはいはいまたそのことねーというようなふうに思っているかもしれない。
ということは、自分とは異なる考えを持つ人と話すとき、使い古された決まりきった聞き覚えのある単語を並べて話すのではなく、自分の中から湧き上がる瑞々しい言葉で会話することによってようやく相手に届き対話らしいものが生まれるのではないのか。そんな希望がたくされた第一章から始まりもうその先あとは頭が上下にしか動かない。
「憲法とは、たとえ文面がそのままでも、そこに保障されている権利を主権者が行使しないのであれば、実質的に力を失っていくものなのです。」
いくら小さなことでも目をつむったり気づかなかったりするとそれが積もりに積もって何かの足枷になったり、誰かを傷付けていく原因になっていたりするかもしれない。だから私は言論、表現の自由があるうちにその小さな一つ一つを見落とさずに放棄せずに、声を上げていきたい。


