
私の本棚
@book_uo
2025年9月18日

湯気を食べる
くどうれいん
読み終わった
"人生に、自分で料理を作らなければ自分を保てない時間はあって、わたしは何度だってこの菜箸で、自分自身を調律していた。"
「自炊は調律」はまさにその通りで、
元気がない時こそ、自分を励ますことのできる手段が自炊よなぁ、と
良い食材に出会う喜びと、普段見過ごしがちな美味しい以外の細かな表現に、うんうんと思いながら読み進めた。普段の生活に自分も気づくタイミングが増えると、きっともっと料理は楽しくなる。
料理は美味しく食べるためはもちろんそうやけど、
出来上がるまで過程を、
自分ももっと楽しもうと思える、そんな本でした