
あるる
@aru_booklog
2025年9月14日

言葉のトランジット
グレゴリー・ケズナジャット
読んでる
P.28 “だが文化圏から文化圏へと通過した際に、しばらく無重力みたいな感覚を感じていた頃を、ときどき懐かしく思うのも事実だ。”
ここがすごく刺さる。初めて海外に行った時の、チャンギ空港でのぼんやりした不安と高揚感はもう味わえない気がしている。事前に情報収集ができて、何が待ち受けているか予習できてしまう。動画もあるし。とても便利で、だからこそ海外旅行や出張が身近になっているからありがたいんだけど、あの何とも言えない不安は貴重な経験として心に残っている。

