
ねう
@neuawai
2025年9月14日

博士の愛した数式
小川洋子
読み終わった
借りてきた
2025年読了本
15年ぶりだろうか。
それくらい久しぶりに読んでみた。
こんなに、情景描写が詩のように美しい文学だったのかってところに、まずは一番、感動した。
博士のルートへの深い愛に、ずっと、「こんな風に我が子を愛してあげたい」と思いながら、畏敬の念で、読んでいた。
感動とか、泣けるとか。
そういうものではなくて。
ただただ、やさしく、あたたかくて切ないものが、深く、ふかく、こころの奥底にある大切な場所に沁み込んでいく感覚。
読めて本当によかった。





