サブロー "逆ソクラテス" 1900年1月1日

逆ソクラテス
逆ソクラテス
伊坂幸太郎
今回のこの本は、当時積読していたものを、途中から読み始めたので、感想が少し一貫していません。 小学生を主人公にした作品は多いですが、著者のあとがきで言っている通り、表現に制約かかってしまうことがネックになっている事は確かです。そんな中で様々なキャラクターを出演させることで、大人に近しい会話を成立させているのは、うまいなと純粋に感服いたしました。登場人物、皆が結構魅力的であり、出てくる、著者の言いたかったことを、シーンを分けて、何度も反復することも面白いと感じました。 集中して一気に読むと言う本ではないと思うので、疲れている時などの気分転換にも向いていると感じます。著者の新たな表現の引き出しになったのではないかと思いました。
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