"隣人のうたはうるさくて、とき..." 2025年9月15日

七
@mi_sprout
2025年9月15日
隣人のうたはうるさくて、ときどきやさしい
「隣人の花は」 本編ラストの章はずっとココ・アパートメントで暮らしてきた康子さんが語り手。彼女の過去もまた壮絶で、悲しくて寂しくて、でも決して不幸だけのものではなかった。勲男さんが亡くなったのはとても悲しいけれど、生死含めてうつろい続けるアパートメントの在り方が現実的だと思った。 章を経るごとに少しずつ年月が流れていって、いつのまにか花野も高校卒業しているし龍も大我も大きくなってるし、賢斗もアパートメントとずっと縁を持ち続けていて、群像劇ならではのあたたかさと寂しさが入り混じっていた ほんとにずっと良くて、心地の良い作品だった!
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