
スカイ
@skygrey
2023年10月25日

三体
ワン・チャイ,
光吉さくら,
劉慈欣,
大森望,
立原透耶
audible
SFへの苦手意識があったけれど、世間で大人気だったし、ドラマになったので観てみた(テンセント版 2023/10視聴)
物理も文化大革命も詳しくないものの、壮大な世界観に圧倒された
射撃手と農場主(スナイパーとファーマー(だったかな?))の寓話っぽいところで面白いと思い始めた
もともと、私は「人智の及ばぬもの」を考えるときに『西遊記』の孫悟空が世界を一周して世界の果てに落書きして戻るとそれはお釈迦さまの指で手のひらの上を飛んでいただけだったという話を思い出す。また、『ハンカチの上の花畑』の小人の世界を見下ろす人間の話など、人間よりももっと大きな存在もっと賢い存在がいる可能性はあると思っていた。
「宇宙の果て」「地球の成り立ち」「宇宙の始まりと終わり」「歴史的な遺跡や発掘物の考古学的なこと」など、現代の科学では「解き明かされた」ことになっている現象でも、誰かの手のひらの上である可能性は?小さな存在を見守ってくれているだけ、とかまだ気付かれていない、とかなだけで、ある日その大きな存在の気まぐれによって吹き飛ばされたりするのでは?とか。
宇宙人に向けて2進法などを使ってメッセージを送っているというのを子どもの頃に読んだが、それは宇宙人が地球人と同等程度の知能があるという前提が必要で、とても賢い存在からすれば、前時代の遺物のような古めかしい知識だったりはしないだろうか?あるいは目で見る以外の方法で感じるタイプの宇宙人だったらどうする?とか
大きな存在を信じている、というよりは、調べ尽くしたと思っているのがおこがましいと言う気持ち。まだ私たちの常識や科学力ではわからないことだらけなわけで
例えば、1.3.5.7........と前の方が少し規則正しいからって安直に奇数だなと規則性を見出すような感じというか。実は奇数が50個続いてから1つ抜ける、というような法則かもしれないのに、最初の部分だけでわかった気になっている感じ
宇宙や科学に明るくないので、文系の独り言だが、そのような子どもの頃からの気持ちが、『三体」では壮大なSFのとっかかりとして使われていて、とても納得感があった
ドラマのおかげで、人名や相関図が頭に入ったので、audibleも無理なく聴けた
『三体2』も聴き始めたけど、ワンミャオが出ないと知って半分ほど聴いて止まってしまった
ダーシーとワンミャオのコンビが好きなんだけどな
