茶十菓
@ponpon-empty
2025年9月15日

店長がバカすぎて
早見和真
読み終わった
・タイトルが直球でずっと気になっていた1冊
・私も学生時代に少しだけ書店員アルバイトをしていたから、書店業界を懐かしみたくて手に取った
・主人公がほぼ同い年で、焦りの内容が今の私と全く一緒。気になりながらも購入に至らずにいた私が「今」この本を手に取った意義を感じてさすがにスピりかけた
・店長がバカすぎる。ん?この店長実はバカじゃないかも……?いや、こいつはバカだ!!!……やっぱりバカじゃないかも……何者なんだ……??のループ
・読了しても結局店長は何者なんだ?と思っている
・黒豆ココア飲みたい
・正直、序盤から色んな人の正体は分かってしまうからミステリーかと問われて「そうです」と私は言えないかも(店長が何者なのかが分からないままという点が最大のミステリーかも)
・コメディと銘打たれていたはずなのに、終始私は泣きそうだった
・好きを仕事にしたのに、仕事を始めた時の気持ちに嘘偽りは無いのに、今も本が好きなのに、それでも現実は厳しい。好きなだけじゃ腹は膨れない現実が、変わらない現状が、全部自分事だった
・書店員のお仕事、待遇、現状がかなりリアルに描かれていて、お仕事小説としての満足度が高かった
・どんなにネット注文が楽でも、すぐに現物が手に入らなくても、私はこの先もずっと書店で本を買い続けよう、全国の谷原京子さんのために


