茶十菓
@ponpon-empty
- 2025年10月9日生まれた時からアルデンテ平野紗季子読み終わった私の経験の浅さと感性の鈍さと言葉選びの平凡さが仇となり、読んでいる間、終始「なんにもわからない」という気持ちが頭全体を支配していた。 でも食体験で何を感じ、どんな言葉が出てくるかはその人だけのものであって、著者も誰かにわかってもらおうなんて思ってないかも、と途中から肩の力が抜けて読めた。 私は地方生まれ地方育ちだから、馴染みのない土地の馴染みのないお店ばかり出てくるこの本を、ほぼほぼ「空想の世界の話」として捉えていた。いつか行ってみたいな〜という気にもならないほど、遠い世界の話みたいな感覚。 食の話は面白い。例え言葉を尽くしても、読んでいる側は自分の知っている味を超えて想像することができない。だから結局、食の本は書いた人だけのものだと思う。その届かなさ、本当の共感のできなさが心地良い。心をかき乱されたくない時とかに読みたいジャンルかも。
- 2025年10月8日そして誰もゆとらなくなった朝井リョウ買った読んでる
- 2025年9月30日とるにたらないものもの江國香織江國香織にかかると、暮らしはこんな風に見えているんだ〜と興味深く読んだ。 一つひとつはとるにたらないものなのかもしれないけれど、どう考えたってその一つひとつに愛おしさを感じてしまう。江國香織の好きなものも苦手なものも、彼女の目と言葉を通したらぜーーーんぶ愛おしく見えてくる。 この言葉、ここでこんな風に使っても良いんだ!みたいな発見が沢山あって、そこもまた読んでいて面白さを感じた。 苦手なもの、許せないものを書くのはかなり腕が試されると思っていたけれど、そこはやはり江國香織。一切のネガティヴさをこちらに感じさせずに読み切らせてくれた。 読み終えると、今この時江國香織がお風呂場で溺れていないかとうっすら心配になる。
- 2025年9月24日積ん読の本石井千湖借りてきた読み始めた
- 2025年9月24日大河の一滴五木寛之借りてきた読み始めた
- 2025年9月24日編むことは力ロレッタ・ナポリオーニ,佐久間裕美子買った読み始めた
- 2025年9月20日くらのかみ小野不由美読み終わった買った・子ども向けってマジですか??? ・登場人物が多いので情報を整理するのに必死 ・お屋敷の間取り図あります ・相関図あります ・子どもたちが賢い ・「相続問題で親戚が一堂に帰る」「先祖の犯した罪のせいで一族に降りかかる祟り」「座敷童」「ひとり多い」こんなん好きに決まってる!!! ・最初は4人だったはずなのに、1人増えてる気がする。……でも不思議なのは、最初からこの「増えた1人」が誰なのか薄々気が付いていた私がいたこと ・ちゃんとオカルト ・ちゃんっっっとオカルト ・犯人(?)が分かっても、最初から何度も読み返したくなる ・むしろ全て分かった上で読むと、もっとこの物語の面白さを味わえそう
- 2025年9月15日店長がバカすぎて早見和真読み終わった・タイトルが直球でずっと気になっていた1冊 ・私も学生時代に少しだけ書店員アルバイトをしていたから、書店業界を懐かしみたくて手に取った ・主人公がほぼ同い年で、焦りの内容が今の私と全く一緒。気になりながらも購入に至らずにいた私が「今」この本を手に取った意義を感じてさすがにスピりかけた ・店長がバカすぎる。ん?この店長実はバカじゃないかも……?いや、こいつはバカだ!!!……やっぱりバカじゃないかも……何者なんだ……??のループ ・読了しても結局店長は何者なんだ?と思っている ・黒豆ココア飲みたい ・正直、序盤から色んな人の正体は分かってしまうからミステリーかと問われて「そうです」と私は言えないかも(店長が何者なのかが分からないままという点が最大のミステリーかも) ・コメディと銘打たれていたはずなのに、終始私は泣きそうだった ・好きを仕事にしたのに、仕事を始めた時の気持ちに嘘偽りは無いのに、今も本が好きなのに、それでも現実は厳しい。好きなだけじゃ腹は膨れない現実が、変わらない現状が、全部自分事だった ・書店員のお仕事、待遇、現状がかなりリアルに描かれていて、お仕事小説としての満足度が高かった ・どんなにネット注文が楽でも、すぐに現物が手に入らなくても、私はこの先もずっと書店で本を買い続けよう、全国の谷原京子さんのために
- 2025年8月28日この世にたやすい仕事はない津村記久子読み終わったまた読みたい・ちょうど私が今転職を考えていたところだったから手に取った作品 ・物語は淡々と進んでいく ・「仕事を辞める理由なんてこんなもんだよね」とか「私の日常も、こんなふうに小説として切り取られれば、意外と面白い日々だったりするのかも」などと考えながら読み進めた ・話は突然終わる。そしてまた新しい章が突然始まる ・「路地を訪ねるしごと」は突出していたけれど、作品全体にうっすらとホラーのような薄気味悪い空気が漂っていた気がする(大好き❤︎) ・戸惑いながらも多種多様な(ニッチな)仕事をしてみて「やってみたら楽しかった」となる感覚に覚えがあって、なんだか身に染みた ・私がやってみたい仕事は「バスのアナウンスのしごと」 ・スピンがついている文庫本最高!!!!!!!
- 2025年8月15日店長がバカすぎて早見和真買った読んでる読み始めた
- 2025年8月12日高宮麻綾の引継書城戸川りょう読み終わったまた読みたい「社会に出ると理不尽なことって沢山ある」とよく言われたけれど、その理不尽に立ち向かってやるよ!という気概を感じる人はあまりいなかった。私はそんな人たちを見て「理不尽さを受け流せることが大人になるってことなのかな」と寂しく思っていたね。そんなかつての幼き私に朗報です。この本の主人公、自分に降りかかる理不尽に怒り狂い、なりふり構わず徹底的に闘うよ!裏切られたり梯子外されたり、闘いの代償として散々痛い目に遭うけれど、その度に泣いて怒って落ち込んで。どれだけ強い想いがあっても同じペースで闘い続けることはできないよねっていう共感もある。生身の人間が主人公だって思えた。ビジネス小説でもありサスペンスでもあり。主人公の猛烈な勢いがページを捲る手を止めさせないからどんどん読めた。主人公、社会人としては青臭いって言われるのかもしれないけれど、私はあなたのようでありたい。
- 2025年7月14日
- 2025年7月3日
- 2025年6月2日少女は卒業しない朝井リョウ読み終わった
- 2025年3月9日探偵さえいなければ東川篤哉読み終わった買った
- 2025年1月10日十角館の殺人 <新装改訂版>綾辻行人読み終わった買った
- 1900年1月1日新 謎解きはディナーのあとで東川篤哉読み終わった買った
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