it_shine "新版「自分には価値がない」の..." 2025年9月15日

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2025年9月15日
新版「自分には価値がない」の心理学
p38 人生とは、それぞれの人が自己価値観を保持し、高めようとする行動の集大成と理解することができる。 p100 幸福な状況は他者が与えることができても、幸福であるかどうかは本人に依存する。逆境にあっても幸福を作り出す人もいれば、幸福な環境の中でも不幸を作り出してしまう人がいる。大部分の不幸はその人自身の作品である。 p122 罪の意識を持てば持つほど「いい子」とされた。だから、罪悪感を持つことによって「親に応えられない私でも許される」と救われた気持ちになる。このように罪悪感を持つのは、「罪悪感を持っているのだから許される」と、暗に許しを乞う心理である。 p123 役割期待とは、周囲の人がある人に対して持つ、「このように行動してほしい」という期待のことである。真面目な人ほど、この期待に応えることを責務と感じる。その上、自分に寄せられた信用を失いたくないし、評価を貶めたくないという気持ちも働く。……。このように過度の責任感や過度の罪悪感を持つようになるのは、大人になっても「いい子」てありたいという心理を引きずっているためである。 p124 また、過度の罪悪感は自分を服従者にしてしまう。社会に出ると、罪悪感を利用することで他者を支配しようとする人がいる。過度の罪悪感を持っていると、こうした人に利用されることになりがちである。 不条理な罪悪感で苦しむ必要などない。そんな罪悪感で自分を非難することなど無用だ。 自分はもう大人。「いい子」でいようなどと思わない。誰の許しもいらない。 あなたは、もっと自由に行動していいのだ。 p129 過去からのとらわれにより反射的に感情が喚起され、無意識のうちに行動が規定される。したがって、そうしたとらわれを卒業するには、自分の心と行動がどのようなとらわれにより反射的に動いているかを自覚することが出発点になる。この自覚のためには、禁止令という観点からチェックするとわかりやすい。
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