新版「自分には価値がない」の心理学

32件の記録
- it_shine@it_shine2025年9月18日読み終わったp257 否定的思考を意識したら、それに対する肯定的思考を考える。否定的思考とは、非合理的思考であり、肯定的思考とは合理的な思考のことである。肯定的思考とは、単に根拠のない楽観的思考とは違う。 たとえば、電話が鳴ったとき、「自分の仕事へのクレームだ」と思うことは、なんの根拠もなく非合理的思考である。「電話に出てみなければ、なんの電話かわからない」と考えるのが合理的思考である。……。 自分が陥りがちな否定的思考を自覚して、合理的思考をすることを積み重ねることで、否定的思考傾向を抜け出すことができるし、自分の気持ちを快適に保つことができる。
- it_shine@it_shine2025年9月15日読んでるp38 人生とは、それぞれの人が自己価値観を保持し、高めようとする行動の集大成と理解することができる。 p100 幸福な状況は他者が与えることができても、幸福であるかどうかは本人に依存する。逆境にあっても幸福を作り出す人もいれば、幸福な環境の中でも不幸を作り出してしまう人がいる。大部分の不幸はその人自身の作品である。 p122 罪の意識を持てば持つほど「いい子」とされた。だから、罪悪感を持つことによって「親に応えられない私でも許される」と救われた気持ちになる。このように罪悪感を持つのは、「罪悪感を持っているのだから許される」と、暗に許しを乞う心理である。 p123 役割期待とは、周囲の人がある人に対して持つ、「このように行動してほしい」という期待のことである。真面目な人ほど、この期待に応えることを責務と感じる。その上、自分に寄せられた信用を失いたくないし、評価を貶めたくないという気持ちも働く。……。このように過度の責任感や過度の罪悪感を持つようになるのは、大人になっても「いい子」てありたいという心理を引きずっているためである。 p124 また、過度の罪悪感は自分を服従者にしてしまう。社会に出ると、罪悪感を利用することで他者を支配しようとする人がいる。過度の罪悪感を持っていると、こうした人に利用されることになりがちである。 不条理な罪悪感で苦しむ必要などない。そんな罪悪感で自分を非難することなど無用だ。 自分はもう大人。「いい子」でいようなどと思わない。誰の許しもいらない。 あなたは、もっと自由に行動していいのだ。 p129 過去からのとらわれにより反射的に感情が喚起され、無意識のうちに行動が規定される。したがって、そうしたとらわれを卒業するには、自分の心と行動がどのようなとらわれにより反射的に動いているかを自覚することが出発点になる。この自覚のためには、禁止令という観点からチェックするとわかりやすい。
- ASIRA@a_sira2025年8月18日読んでる自己価値観は子どものころの養育環境で作られる基底的自己価値観と、他者との交流、評価、成功体験などで作られる状況的それで構成されるらしい。 とはいえ読み進めていくと、やはり基底的それを作る養育環境、いわゆる両親との関係があることは否定できないと感じた。自身の経験を踏まえて。 泣きながら読んでる。 忘れたくないこと、知らなかったこと、代弁してくれたと感じたことをノートに書き写している。読み返しはしないと思うけど、書けばすこしでも頭に残る気がする。それが大事だと思ってる。
- ASIRA@a_sira2025年8月12日読んでるまだ読み始めて30ページ足らず。やはり置かれてきた環境によって自身に無価値という烙印を押してしまうのか。自尊心よりも自己価値観の方がしっくりくるのはその根元にあるものだから、かな。
- 120@1202025年7月22日読み終わった「書いてある処方箋は理解できるが、いわゆる自己肯定感が低い人って、理解はしても実行できないんじゃない?」と思って中盤まで読んでいたら、「それは甘えである、行動せよ」とあらかじめ書かれていた。 以降がこの本の本題であり、行動するための具体的なやり方が書かれている。先に進めない人の背中を、やさしく押してくれるのではないか。 本書で引かれている「ニーバーの祈り」を、いつも心の片隅に置いておきたい。