
水紋
@iwtlm_mbr
1900年1月1日

欲が出ました
ヨシタケ・シンスケ
まだ読んでる
かつて読んだ
じゅうぶん読んだ
ヨシタケシンスケさんの思いが各絵ごとに付けられていて、日常生活を過ごしていく中での気付きの記録として綴られていくので想像しやすくて終始頷きながら読みました。
特に、「心にはめる軍手のようなものが欲しい」。
主体性を求められていながら、成功には目もくれず衝突や失敗を吊し上げる文化が根付きそれを避けようと消極的になりがちな人が増えているこの頃、心に軍手のような、鎧のような、防御力の高い物を纏うことができたらどれだけ勇気を振り絞って一歩踏み出せるだろうかと、少し泣いてしまいました。
どのページも、絵も言葉も温かくて優しくて時間があっという間でした。
くすっと笑いたいとき、ゆっくり考え事に没頭したいとき、そんなささやかな欲が出たときに今も繰り返し読んでいます。
