
もり
@monmonpe
2025年9月15日

茶色の朝
フランク・パヴロフ,
ヴィンセント・ギャロ
読み終わった
図書館本
@ 自宅
フランスで大ヒットしたらしい反ファシズム寓話。
「考え続けること」は何よりも大切。楽だからと流されてはならない。詩的な文章の内容とヴィンセント・ギャロの絵がマッチしすぎていて、ずっと不安感が漂っている。
茶色というのはナチスの比喩だとすぐに気づいてからは憂鬱だった。楽だからと「茶色」の横暴を無視していたら、結局「茶色」の排斥対象はどんどん広がり自分にまで及ぶ。その時になぜ看過してしまったのだろうと後悔しても、もう遅いよね。
2003年出版 当時の東大の教授である高橋哲哉さんは「この話は現代日本社会に生きる私たちにとっても、けっして無縁ではない」と言い切っている。2025年の今を見ると、それは自明だね……
勇気を持って言葉にすること、考え続けること。
うーん、大切にしたい。
