茶色の朝

17件の記録
- amber@amber2025年10月8日読み終わった私たちが「俺」と同じように「茶色の朝」を迎えずに済むよう、日本で暮らすたくさんの人にこの本が届いてほしいと願う。 アトウッド著『ダンシング・ガールズ』に収録されている「キッチン・ドア」を最近読んだばかりだったので、ファシズムや全体主義が行き着く先への恐怖が増して感じられた…。
- もり@monmonpe2025年9月15日読み終わった図書館本@ 自宅フランスで大ヒットしたらしい反ファシズム寓話。 「考え続けること」は何よりも大切。楽だからと流されてはならない。詩的な文章の内容とヴィンセント・ギャロの絵がマッチしすぎていて、ずっと不安感が漂っている。 茶色というのはナチスの比喩だとすぐに気づいてからは憂鬱だった。楽だからと「茶色」の横暴を無視していたら、結局「茶色」の排斥対象はどんどん広がり自分にまで及ぶ。その時になぜ看過してしまったのだろうと後悔しても、もう遅いよね。 2003年出版 当時の東大の教授である高橋哲哉さんは「この話は現代日本社会に生きる私たちにとっても、けっして無縁ではない」と言い切っている。2025年の今を見ると、それは自明だね…… 勇気を持って言葉にすること、考え続けること。 うーん、大切にしたい。
- 🪁@empowered_tako2025年7月21日かつて読んだ思い出した今回の参院選に関連して、何人かこの『茶色の朝』に言及している人がいた。自分もこの本のことを思い出していた。参政党の支援者から出てくる言葉とか、支持を伸ばしていることを見て。 初めに読んだときは1年前で、パレスチナで続く民族浄化を誰も止められていないことを念頭に置いて読んだ気がする。 日本語版の巻末にある高橋哲哉さんの解説も含めてよかった。インターネット上にも、高橋さんの2017年のインタビュー記事があるのでおすすめ。 「“茶色の朝”を迎えたくなければ、思考停止をやめることです」 哲学者・高橋哲哉さん https://kokocara.pal-system.co.jp/2017/06/12/brown-morning-tetsuya-takahashi/
- ヒ@HikariKomiyama2025年5月17日読み終わった図書館本ガザの侵略虐殺をインターネットで毎日目にしながら、自分たちが何しても終わらない…と無力感を感じている でも言わなかったら反対する声はなかったことになるし、どんなに小さな声でもずっと嫌だと言い続けていこう 今の状況にも、今までのすべての悲劇の前の「ふつうの人びと」にも、そのまま当てはめられる解説も読んでよかった