
ちとせ
@4wsdig
2025年9月16日

冬期限定ボンボンショコラ事件
米澤穂信
読み終わった
ひっさしぶりの小市民シリーズ、ひさしぶりにして完結編、おっっっもしろかった〜〜〜!!!!
出だしからえらい目に遭ってる小鳩くんというショッキングなスタート。
入院中の小鳩くんへの小佐内さんからのメッセージカード、「ゆるさないから」で一瞬「助けられたことは小佐内さんのプライド的に許せなかったの!?」と動揺してしまった。犯人をでよかった〜。
入院している小鳩くんが、三年前に関わったという轢き逃げ事故を捜査していたときの思い出話と現在の話が行ったり来たり。
三年前にあったという交通事故(と、小鳩の謎解き)がどう関係してくるんだろう?と思ってたら、関係者の謎の女子、小佐内さんなのかよ!出会い編だったのかよ!
まだ小佐内さんと小鳩くんに信頼関係がなかった時期の、だからこその手探りの関係性が新鮮だった。
それにしても小市民を目指す前の小鳩くん、「ぼくともあろう者が」「轢き逃げ事件を解き明かすはずのこのぼくが」とか言っててすごい…良い…自意識がすごい…健吾の言ってたとおりの性格だ…
けれどまあ、小佐内さんと小鳩くんの初の探偵譚は失敗に終わる。そりゃそう、警察よりも先に中学生が事件を解けるわけがない。当たり前のことなんだけど、小佐内さんと小鳩くんにとっては手痛い失敗とも言える体験で、この痛手の影響で二人は小市民を目指すようになった……という過去のお話。
犯人がわかってからの小佐内さんと小鳩くんとの対峙こわすぎるんだけど〜!?何この病院!?
ひ、日坂くん、生きててくれてよかった〜(泣) てか日坂くん生きてるなら人殺しになる意味なくない!?日坂くんを人殺しの身内にする気だったんか?この姉は…
あとこれはアニメのネタバレで知ってしまってたんだけど、「わたし、京都がいいと思う」は小説ないしアニメの作中のセリフとして出会いたかったな〜!メチャ熱セリフじゃん!!!


