
azul
@senora88
2025年9月16日

愛蔵版 国宝 上 青春篇
吉田修一
三連休に上下を読書。映画をみてあまりにも感動して原作を読みたくなりました。
小説と映画は違うと聞いていましたが、やはり読んでいると演じた俳優さんたちの顔が浮かびます。
春江がなぜ立ちんぼをやっていたのか、これは下巻を読んでわかってくるのですが、喜久雄をとりまく人たちの物語、史実とリンクするところなど微妙にからまり、また書き方が語り口調なため、まるで活劇にふれているかのようなリズム感です。
また、歌舞伎役者の状況もこれを読むとすこし理解できました。話の途中にはいる演目の内容が、ストーリーをさらに深めます。
