
くり
@kurikiroku
2025年2月13日

あのころなにしてた?
綿矢りさ
読み終わった
ああこんなことあったなあ、世の中こうだったなあ、と2020年を思い返さずにはいられなかった。
この本、時代が変わって100年後とかに、コロナ発生当時の世間の様子を知る良い資料として読まれそう。
あとがきが一番面白かった。面白いっていうか、文章が小説ぽいのがやはり、好き。色々な例えが出てくるところ、言葉の並びもリズムも内容も、綿矢文学って感じで。
想像力が『ドアの前に「来ちゃった」してくる存在になってしまった。』って、すごいよね。小説家って感受性が研ぎ澄まされてるんだろうね。