あのころなにしてた?

7件の記録
- myk.sk@reads-4404102025年3月24日読み終わった2020年、コロナ禍の作家の日記。東京のすさんだ空気感が伝わるけれど、いま読むと馬鹿げた騒ぎにも思えて、戦時下に細雪を著した谷崎潤一郎はまちがっていなかったのかもしれないと感じざるを得なかった。
- くり@kurikiroku2025年2月13日読み終わったああこんなことあったなあ、世の中こうだったなあ、と2020年を思い返さずにはいられなかった。 この本、時代が変わって100年後とかに、コロナ発生当時の世間の様子を知る良い資料として読まれそう。 あとがきが一番面白かった。面白いっていうか、文章が小説ぽいのがやはり、好き。色々な例えが出てくるところ、言葉の並びもリズムも内容も、綿矢文学って感じで。 想像力が『ドアの前に「来ちゃった」してくる存在になってしまった。』って、すごいよね。小説家って感受性が研ぎ澄まされてるんだろうね。