あんぱん "酒をやめられない文学研究者と..." 2025年9月17日

あんぱん
あんぱん
@chocopan
2025年9月17日
酒をやめられない文学研究者とタバコをやめられない精神科医が本気で語り明かした依存症の話
おもしろかった。前から気になってて、勧められて読んだけど、はやく読めばよかった…依存症に対する見方が変わるような、少し穏やかな気持ちに。 頭ごなしにダメ、絶対、だと根本的な回復にはつながらない。依存物質や行動は長期的には間違いなく悪影響を及ぼすが、一時的にはその人を本当の危険(=死)から遠ざけている可能性があり、だからこそ、そもそもなぜその人が依存症になるまで何かにアディクトしなければならなくなったのかに焦点を当てることが肝要、と。 「確かに依存症は人を死に追いやる危険があるものの、その萌芽的なものは誰しも抱えていて、それがあるからこそ『しんどい今』を生きていられる面もある、と。」 余談ですが、横道さんめっちゃ速筆…最後の座談会にもあったけど、依存症になる人、何らかの対象にのめり込むパワフルさを持ち合わせているのかもしれない。もちろん皆がそうではないし、そもそも依存対象物自体が強力に依存させるような性質を持っていることはある。執筆、自助会主催や、依存症対策自体にアディクトする人々。自分にとっても害はなく、寧ろ周りにも良い影響を与えるものに依存できたら、それこそ最強だろなぁ。少なくとも副作用はなさそうだし。(その境地に至るまで相当な苦労はされていたと思いますが…)コラムを読んでいて、自分は年々良くも悪くも意欲が低く飽きっぽくなってしまったので、良い意味でアディクション(?)が羨ましくも思った。もちろん生活は破綻しない程度に。
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