
たにこ
@chico75_11427
2025年9月17日

死にたいけどトッポッキは食べたい
ペク・セヒ,
山口ミル
読み終わった
@ 図書館
気分変調症に不安障害の筆者が、精神科での診察を医師との対話式で展開していく実録。
実際に自分もカウンセリングを受けているので、作者が感じる部分の共感が多かった。それでも私はここまで自分のことを分析できているのかはわからない。この方は医師の言葉を自分なりに受け止めてるからすごい。




たにこ
@chico75_11427
個人的に心に残った言葉↓(メモ含む)
今日という日が完璧な一日とまではいかなくても、大丈夫といえる1日になると信じること。一日中憂鬱でも、小さなことで一度くらいは笑うことができるのが生きることだと信じること
成果が上がることで自分の価値が認められて安心できるから依存するのですが、その満足感というのは長くは続かないのが問題です。これでは堂々巡りです。憂鬱さから抜け出そうと努力するのに失敗して、また努力と失敗の繰り返しの中で、情緒そのものが憂鬱になってしまう。(P19)
faking bad = 実際よりも自分を悪く見せようとする。復職前の会社員や不登校の学生に多い。現在の自分の状態以上に悪く見せようとする、実際の状態より自分をさらに否定的に捉えること(p25)
「つらい時はどうしたって自分がいちばんつらいんです。それは利己主義ではありません」(p44)
「他人がどうこう言うことよりも、自分が嬉しいことの方が大切なんです。人にどう見られるかより、まずは自分自身の要求に応えてあげないと」(p60)
「感情にも通路があって、否定的な感情だからと、溜め込んだり、抑えたりすると、肯定的な感情すら出てこなくなる」(p82)
「どうして正当化、合理化することに否定的なんですか?それは成熟した自己防衛の一種ですよ。自分の傷や決断について、理由を探すことですから」(p92)
「もう少し自分中心に、他人を意識しないで、自分のしたいことをしてください。今は人間関係が狭くて、三角形みたいで、心に刺さることが多いと思いますが、三角形よりも八角形、八角形よりも十六角形の方がより円に近いでしょう?多様で深い関係が増えれば、円のように丸く、角が取れて、刺さることが少なくなるでしょう」(p98)
「実際、恐怖感は、『自分だけが知っている時』にぐんと大きくなるんです。一人で苦しむよりも、今のように吐き出してしまったほうが、よっぽどいいんです」(p127)
あとがき「結局、この本は質問でも答えでもない、願いで終わる。私は愛し愛されたい。自分を傷つけなくて良い方法を探したい。"嫌だ"よりも"いいね"という単語が多い人生でありたいと思う。失敗を積み重ねて、もっと良い方向に目を向けたい。」(p157)
