
まめご
@mmg_86
2025年9月19日

真夏の甲子園はいらない
小林信也,
玉木正之
読み終わった
この本を読もうと思ったきっかけは、子が参加した子ども会のスポーツ大会が、外での活動を控えるよう呼びかけられる暑さの中で調子を崩す子がいても、何の検討もされずに最後まで行なわれたことだった。
その後夏の高校野球でも熱中症になる選手を見て、ここまでして今真夏の炎天下でスポーツをする必要性って…?と思っていたところに、タイムラインでこの本のことを知ったのだった。
スポーツ観戦が好きで野球もサッカーも他の競技も見る。
でもその裏側にある組織や制度については初めて知ることばかりだった。
読み終わった今、私も高校球児を見世物にしている大人の側の1人だったのかもと省みずにはいられない。
スポーツは何のためにあるのか、競技に打ち込む子どもたちにとって何が一番大切なのか、そこを置き去りにしてただ感動を持て囃すだけの観戦者に、私もなっていた気がする。
今のシステムを変える力を持った大人たちにもこの訴えが響いてほしい。業界や組織の中でも上がっている声は、あえて黙殺されていると書かれてはいたけれども。




