
雪柳
@yukiyanagi0625
2025年9月19日

小箱
小川洋子
読み終わった
@ 自宅
切ない追悼の物語だった。
世界観とか背景がほとんどわからない。むしろこの小説には、そういう物は不必要だと感じた。
だからこそ、泣きたくなるくらい死者を悼むことができると思った。死者を悼むには静謐な世界が必要なのかも。
死者を悼むには様々な方法があると思う。この小説の登場人物達はそれを直感的に知っている。上手くは言えないけど、それが一番大事なことなのかもしれない。
不思議でどこか痛みを伴う小川洋子さんらしい小説でした。


