
もみぃ
@momie_666
2025年9月19日

食べることと出すこと
頭木弘樹
読み終わった
以前、通りすがりのReadsに紹介されて気になっていたもの。運良く手に取ることができた。
二十歳で潰瘍性大腸炎になった著者
以後、十三年間の闘病生活を、送る
ってことは、二十代の全てを「休養のない病」と付き合ったわけで、想像と共感の域を超えていると、思った。本文にも「『当事者は自分だけ』という孤独の他に、『自分の気持ちは誰にもわからない』」と、ある。
切実な環境なのに、不思議なユーモアも感じるのは、著者の俯瞰的文力と、ちょいちょい文学作品の引用をしているからかもしれない。
二十歳という若さで病気に。五十歳手前の私は、著者の両親にも思いを馳せてしまう。どんなに心配で辛かっただろうか。
他にも、私自身の「食べること」にまつわる不具合や、家族の病気のことなど、読みながら発見と納得したことがあるので、不定期投稿中のnoteに書き記したいと思う。

