おいしいごはん "ポトスライムの舟" 2025年9月20日

ポトスライムの舟
二作品目も読み終えた。 「ポトスライムの舟」が0をプラスに持っていく物語だとしたら、二作品目の「十二月の窓辺」はマイナスをゼロに持っていく物語のように感じた。(結構しんどいシーンも多かった) 日々忙しいのに全然収入はないナガセと、収入は分からないけれど日々疲れて心をすり減らしたツガワ。彼女らの少し前向きに変わる瞬間がそれぞれ収められている作品だと思う。 私個人は、背表紙に書いてあった「働くことを肯定したくなる」には同意しかねるけど、しんどいことはたくさんあるけど気楽に自分を大事にしていこうぜって言われた気がする本だった。
読書のSNS&記録アプリ
hero-image
詳しく見る
©fuzkue 2025, All rights reserved