
いるかれもん
@reads-dolphin
2025年9月21日

読み終わった
学び!
『異なり記念日』の齋藤陽道さんの新刊。聾者である著者が手話や写真を通して見出してきた「言葉」以前の「ことば」の大切さが綴られている。幼い頃に手話の使用も封じられていたため、自分の心を語る術を持たなかった著者の苦しみが印象的。だからこそ、高校生で初めて手話を習得して自分の気持ちを自由に語ることができたときの感動も印象的。到底自分では見出せることができなかっただろうという「言葉」と「ことば」への洞察が小さな一冊にまとめられている。自分自身の「ことば」と「言葉」を持つこと、「言葉」以前の「ことば」を育むことの大切さを改めて考えた。

